2008/07/18

vol2 音楽でトレースする現在・過去

2008年7月17日
寒川晶子さんは、以前にアップルストア銀座で行われたイベント「bw4/bicameral world vol.4」でゲストでお呼びし、自分のビデオスクラッチとピアノの演奏による競演をしました。その時は作曲を渡辺裕紀子さんと、和楽器の笙を中村容子さんにお願いして、ビデオとピアノと笙による都市のための一曲ができました。
音楽は映像にとっても重要な要素なので常から音のことを気にして、勉強している自分ですが、寒川さんのソロの演奏を見たとき、凍りつきましたね。2008年1月に寒川さんはトーキョーワンダーサイト本郷にてソロコンサートを行い、アナロジックさんらとのコラボレーションをされていました。というわけで、気になる音楽家の一人として今回はゲストに招きいろいろお伺いました。

寒川さんのCD情報

2008/07/03

Radio Upstreaming vol.1阿部修也さんを迎えて①

2008年7月3日
ゲストの阿部修也さんは、僕が学生の頃の機械工作を教えてくださった先生でもあります。当時機械工作の何も知らない僕が、ビデオの信号分配機を作って、アナログでビデオスイッチャーを作ろうとしていた自分に、じっくりその基礎を教えて頂き、時に厳しく怒られたこともありました!
その後もちらほらお宅にお邪魔して、真空管アンプなどのコレクションを見せていただいたりしたものです。
阿部さんがトークの中でお話されている内田秀男さんというのはナム・ジュンパイクと阿部さんを引き合わせた方です。残念ながら既に他界されておりますが、奥さんが秋葉原のラジオセンターで内田ラジオアマチュアショールームを引き継いで経営していらっしゃいます。
今回は大江君と共同で行っているドキュメンタリーのプロジェクトも兼ねて、秋葉原の国際ラジオさんの協力を得てインタビューを録り、ポートレート(上)を内田ラジオアマチュアショールームさんで撮影させてもらいました。ありがとうございました。

2008/07/02

レディオ・アップストリーミング 番組開始に際して

 「そういえば、自分は昔からこういうことをやってみたかったんだよねー」ってこと皆さんもありませんか?僕は何故かラジオをやってみたいって予てから思っており、いろんな周りの人にそれを言い続けていたところ、bicameral worldを支援してくださっている深水社さんの方から「瀧さんのラジオっていつやるんですか?」とお話いただいて、「今です!」というノリでとんとん拍子で決まった番組です。

ただ単にたわいないお話を聞かせても何なので、時代の潮流にあえて逆らって、物を真剣に感じたり・考えたりする試みを音声を通じてやってみたいという思いから、遡行=UPSTREAMINGというアイデアが浮かびました。もちろんインターネットラジオのSTREAMINGということも関係していますし、一方的にオーディエンスが聴くだけではなく、反応も頂ければはじめてDOWNSTREAMINGだけでなくなりますので、皆さんどしどし反響を頂きたいと思います!

アシスタントの大江直哉君はRhizome TVというユニットに参加しており、ここ数年いっしょに活動していて、アシスタントというより相方に近い若きビデオアーティストです。僕自身はけっこう面倒くさがりなので、いろいろフォローしてもらったり、アイデアを推し進めたりなど様々な場面で助かっています。今回もラジオの収録の様々な部分をお手伝いしてもらっています。